ホメオパス養成コース

本校の教育の全ては、あなたが自立した能力ある実務家となるために注がれます。一人として全く同じ人間がいないように、一人として全く同じ病状の人はいないのです。実際の健康相談は、ある意味で二度と同じような繰り返しがない作業です。患者さんとの面談において、一期一会の全ての瞬間を自信を持って進んでいけるように。海図を開き、現状を認識し、航路を定め、理想の健康状態へ帰港するための一歩一歩を、ときに俯瞰し、ときに凝視し、余すところなく教え尽くすのが本校の醍醐味といえます。

ホメオパシー教師としての家伝を継承した校長をはじめ、ホメオパシーを教えることに情熱を注ぐ経験豊かな講師陣が、先人の知恵を惜しみなく与え、どんな質問にも愛情を持って答えます。

[別称]ディプロマライセンス取得コース

ゼロから学ぶホメオパシーの最適コースです。現代医学の医師から基礎医学の知識を学び、ハーネマンの著書から哲学を学び、各種古典を集大成した特製資料からマテリアメディカを学び、実務上のさまざまな状況を想定した問答などを経て、各方面の知識が身につきます。定期的なクリニック見学においては臨床例をありありと見学し、または議論に参加しながら経験を深めることにもなります。

英国医師・オルファト先生による解剖学

概要:

合計4年間のパートタイム授業で、完全なホメオパス資格を持つために必要なすべての知識、技能、トレーニングを提供します。一年あたりの授業日数はおよそ以下の通りです:

  • 基本の授業…20日間(連続する土曜・日曜×10回)
  • クリニック見学…6日間(水曜)
  • 冬期講習…4日間(金曜)
  • 夏期講習…4日間(連続する四日間)
  • 課題発表…1回
  • 期末試験…1回
  • 実習…3症例以上(随時)
  • 質疑応答…無制限(随時、ただし常識の範囲で)

この他、日本校向け特別授業が予定されています

さらに詳しい情報:

  • 9月中旬に一回クリニック見学がありますが、原則として学年度は 10 月に始まり、6 月に終わります。
  • 学生は全講義の少なくとも 60% に出席する必要があります。
  • 学生はオンライン参加または横浜校舎で生中継などに参加し、授業では積極的に発言し、講師や学生と交流することが奨励されています。
  • 基本の授業はすべて録画されており、学生は講義後 約 3 週間視聴することができます。
  • 教室に来場してもよし、自宅で遠隔参加してもよし、随時組み合わせて受講できます。
  • 横浜校舎には給湯設備が整った歓談エリアがあり、快適で生産的な学習環境を提供しています。

カリキュラム:

4年間のコースの概要は以下をご覧ください。 最初の3 年間で卒業までに必要な知識を全て履修します。一年生では「知識ゼロ」から「基本を理解する」まで、2年生では引き続き「基本の習得」その上で「実践を始める」、三年生は「実践」を続けつつ「高度な哲学」の理解へといざなわれます。最終学年の四年生では「実践」の最終段階、さらに自分の望む単元を復習することができます。

  • 入学直後からクリニック見学に参加し、現場を体験できます
  • 2年進級時から監督者の元で自分が健康相談に取り組むことが奨励されます
  • 2年生、3年生は期末に課題提出と発表会に参加します
  • 4年生は全ての単元から自分の目指す分野を復習・発展学習します

一年生

  1. 個人の目標を立てる
  2. 技能を開発するには
  3. 倫理的問題
  4. 『オルガノン』講読
  5. 健康とは、病気とは
  6. サミュエル・ハーネマンの生涯と著作
  7. 問診
  8. 特徴的な症状
  9. 「珍しい」症状と「よくある」症状
  10. 症状を完成させる
  11. 症例の分析
  12. 病気の根本要因
  13. 複雑化した疾患
  14. マヤズム処方
  15. 薬局方
  16. ポテンシー
  1. 外傷と応急処置
  2. 急性疾患
  3. 痛みのレメディ
  4. 消化器の不調
  5. 子供のレメディ
  6. いろいろなポリクレスト(多方面に深く作用する有名なレメディ)

*カリキュラムに基づき、1年間で約50点のレメディーを習得します。さらに、クリニック見学において、その時々で必要となるレメディを紹介し、その実践的な特徴を学びます

  1. 細胞の構造
  2. 免疫
  3. 骨学
  4. リンパ系
  5. 消化器官の解剖学
  6. 肝臓、胆嚢、膵臓
  7. 消化器科
  8. 心臓および心血管系
  9. 呼吸器系

二年生

  1. 実務家としての技能向上
  2. ホメオパスの資質
  3. 単剤投与とは
  4. 情緒の不調
  5. 症例検討
  6. レパートリー
  7. 食事と栄養
  8. レメディへの反応
  9. 感受性
  10. 薬物のプルービング
  11. 一面的な病気

治療学
幅広いポリクレスト
ホメオパシーマザーチンキ

*約 100 のレメディを 2 年目に教えます

生殖器系
呼吸器系
神経系
皮膚科

3年生

  1. レパートリー
  2. 電子化されたレパートリー
  3. マヤズム
  4. ケントによる 12 の観察
  5. 反復投与
  6. 症例の管理、抑圧、緩和
  7. 症例管理
  8. ネグレクトや虐待のケースにどう対処するか
  9. マーケティングと実務の管理
  1. マテリアメディカ:より深く広く
  2. ノソード
  3. 子供への対応、自閉症や多動など
  4. 臨床のヒント:喘息、膀胱炎、抑鬱、湿疹、花粉症、高血圧、偏頭痛、関節炎、乾癬、腫瘤など
  5. 依存状態・長期服薬への対応(症例と手法)
※三年生では、さらに約150点のレメディを学びます
  1. リウマチ性疾患
  2. 自閉症
  3. 心身症
  4. 不安と鬱病
  5. 依存症
  6. 神経障害
  7. 小児科
  8. 血液疾患
  9. 免疫疾患
  10. 心臓疾患
  11. 内分泌疾患
  12. 腎臓疾患
  13. 皮膚科
  14. 前立腺疾患
  15. 呼吸器疾患
  16. 耳鼻咽喉科疾患

入学資格:

特段の定めはありません。原則として成人に達していること、あらゆる年齢層の熱意ある人を歓迎します。

あえて条件を付けるなら:ホメオパシーに真剣かつ誠実に取り組み「科学の論理性」と「実践技能の直感的で創造的な側面」の両方を柔軟に理解し受け取ることができる姿勢が必要です。 創始者ハーネマンに対する敬意、ホメオパシーという学問に対する熱意、実践に励む誠意、同僚そして自分自身への信頼。真剣に学びを続ける限り必要なのはこうした心の準備です。